数年前ですがうちの長男、寝ていると鼻をよくいじるのか夜中に良く鼻血を出していました。
鼻をいじるのはやめなさいと言いつつも、なかなか治らない。
そりゃ寝ているときは大人でも無理ですよね・・・。
夜中の眠いときに布団が鼻血だらけになると親もイライラしてしまいます。
鼻づまりなどもあるようだったので耳鼻科を受診して、その治療の結果をご紹介したいと思います。
耳鼻科での診断
耳鼻科で鼻の中を見てもらったところ、だいぶ鼻の中の状態が悪いとのこと。
何が悪いのかは見せてもらっていないのでなんともいえないのですけど・・
「あ〜これはひどいねぇ」
みたいなことをしきりに言っておられました。
なんだか親が責められているようで少し嫌。
何かしらのアレルギーであることは間違いないようで、とりあえずは検査をすることに。
耳鼻科での検査結果
耳鼻科で検査した結果ですが、一番大きな反応を示していたのは
「ダニ!!」
え〜、家が汚いからかなぁ・・・と思いましたが、布団などには割と生息しているようです。
次に反応が大きかったのは、
「杉(スギ)」
まぁ、私も花粉症ですし、齢8歳にしてすでに花粉症という診断結果。
ダニは一年中ですが特に秋口に活動が活発化するよう。
そして杉は春先。
もう一年中アレルギーです。
そりゃずっと鼻をいじって、鼻血も出ますよ・・・。
ダニアレルギーの治療は舌下免疫療法
ダニアレルギーということで、治療として提案されたのは
「舌下免疫療法」です
私、そんな治療方法があるのだと初めて聞きました。
舌下免疫療法とは
まずは免疫療法とはアレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させ、体質を改善していく療法です。
アレルゲンの摂取は注射で行われていることが多かったようですが、舌の下にアレルゲンを入れて吸収させる「舌下免疫療法」というものが新しくできました。
※2015年から保険適用
注射をするのは自分ではできませんが、1日1回薬を舌の下に入れるのであれば自分でできます。
そのため負担がかなり少なくすみます。
舌下免疫療法の開始までの流れ
舌下免疫療法を開始するにあたって、実際に子供が受けた治療の流れです。
医療機関を通じてもだいたい同じはずですが、細かいところでは医療機関によって違いはあるかもしれません。
①血液検査を実施
↓ 2週間後
②血液検査の結果、ダニアレルギー診断
初回の投薬、一定時間病院内で待機(30分程度)
※投薬後のショック症状がないことを確認
↓ 1週間後(家で1日1回投与)
③再受診し、特に問題がないことを確認
↓ 1ヶ月後以降
④定期的に診断、経過観察
以上のような流れで、今は毎月1回病院に通っている状況です。
このようなカードを渡されて、舌下免疫療法をしていることを認識してもらいます。
舌下免疫療法の副作用
ダニの舌下免疫療法では舌の下に入れるのは、ダニの抽出エキス。
固形ではありますが、ダニ抽出エキスってなんだか・・・
副作用については、
軽いものとしては口のなかが荒れる、喉が荒れる、耳のかゆみや頭痛などです。
重篤なものになるとアナフィラキシーショックになる可能性があります。
呼吸困難になったりする可能性が否定できないので、投薬後30分は経過を見ておく必要があります。
ショック症状が起きることはほとんどないと説明されましたが、起こらないとも限らないので、子供一人しかいない時の投薬はやめてくださいと言われいます。
このような冊子をもらって事前に注意点を学んでくださいと言われます。
舌下免疫療法の効果はあるのか?
ダニアレルギーに対する舌下免疫療法を開始してから1年以上が経過しています。
当初問題になっていた夜中の鼻血は今はほとんど出なくなっています。
毎月の病院での経過観察でもダニが活性化する秋口も状態は悪くないとのことだったので我が子は効果がみられると考えています。
全ての方が効果があるわけではないのと、症状がすぐによくなるわけではないのでなかなか分かりにくいですけどね。
3年くらいは続けないといけないので、毎月通うのも結構負担ではあります。
でも夜中の鼻血がなくなっただけでもよしとします!!
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