3月になって、日に日に暖かい日が増えてきました。
春になって、緑道や公園を散歩していたり、ランニングをしている時などにふと香る臭い匂いを感じたことはないでしょうか?
例えるならば、スパイシーなメンマのようななんとも言えない臭い匂い。
春先になると暖かくなって、何かが腐っているのかと思っていました。
臭い匂いの正体、ご紹介します。
春先の臭い匂いの正体は?
春先に感じるこのなんとも言えない臭い香りの正体、
それは、
「ヒサカキ」という木の花の香りです!!
実際にどのようなものかというと、
こんな大きな木だったり、
背の低いものもあります。
パッとみた感じはなんの変哲もない木です^^
椿にも似てます。
それでは、拡大してみるとこんな感じの可愛らしい花が咲いています!!
これがあの独特の花の正体です。
近づいて香りを嗅いでみるとあの匂いがします・・・
ヒサカキってどんな木?
正体がわかればいいのですが、ヒサカキとは一体どんな木なのでしょうか?
ヒサカキの語源
まずはヒサカキの語源ですが、神棚に御供えをする「榊(サカキ)」と似た木でありながら、榊よりも小さいので、
「ヒメサカキ(姫榊)」が「ヒサカキ」となった説。
もう一つが、「榊(サカキ)」ではないので、「ヒサカキ(非榊)」との説があるようです。
語源としては「姫榊」の方が可愛らしくていいですが、そんな可愛らしい名前からは思いもよらない花の香りですけどね。
ヒサカキについて
ヒサカキは本州、四国、九州、沖縄に分布しています。
目立たない木ですが、非常に数が多く照葉樹林ではどこの森にも生えています。
春先になると至る所で香ってくるのでその多さもわかるかと思います。
ヒサカキはモッコク科のヒサカキ属です。
比較される本榊はツバキ科のサカキ属なので違う科なんですね。
最後に
春先になると感じる臭い匂いは毎年疑問に思っていましたが、まさかの花の香りでびっくりです。
ヒサカキという名前も初めて聞きましたが、語源をみるとなるほどなぁとも思い、植物のことを調べるのもなかなか興味深い。
ちなみに「本榊」は関東以北には生息しないようで、関東以北では「ヒサカキ」の方が「榊」として使われているようです。
暖かくなってきて、この臭い香りを感じると「春だなぁ〜」と感じるようになってきました^^
本当に臭いけど、なぜか嗅いでしまう・・・
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